ドル円が急に円安になって112円台になってきました。
消費増税による日本経済悪化、そしてコロナウイルスによるさらなる悪化、これらにより従来言われていた「円は安全資産」とは見做されなくなり、円安に振れているような気もします。
当然ベトナム株投資家としては、ベトナムドン円のレートも気になったので見てみました。
上記は6か月のチャートですが、今日だけで0.5%も円安ドン高に振れています。円はドルだけでなくドンに対しても安くなっている、というか円が全面安のようです。
この期に及んで政府は「日本経済はゆるやかな回復基調」と大本営発表をしているので、徐々に日本国民そして海外投資家も日本を見限るかもしれません。財政赤字も凄まじいですし、日本への信頼が地に落ちたら窯の底が抜けるように凄まじい円安になるかもしれません。
ということで、日本円だけで給料を得るのでなく、外国資産にも投資をしておくと、なにかと安心ですよね。まあ私は米国株などを相当保有しているのでかなり安心してます。円安でむしろ円ベースの配当金が増えるので問題ありません。
医者や歯医者をやってる友人達にも「資産保全という意味で米国の優良株とかインデックス投資はいいよ」とお勧めして実際投資をしているようです。彼らからも「米国などの外国株に投資してよかった。越男君(本名じゃありません)ありがとう」と言ってもらっています。小学校・中学校以来の友人達ですので、私としても感謝されてうれしく思います。友人一同でお金持ちになって10年後は東南アジアなどで一緒に不動産投資などにも挑戦してみたいと思っています。
タイの不動産投資もいいのですが、最近は中華マネーバブルが崩壊しているようで、今は投資しないほうがいいと現地に駐在している友人に言われました。タイのほかにもベトナムへの不動産投資もいいかもしれません。一応外国人の投資も認められているようです。現在工事中のハノイ・ホーチミンの地下鉄沿線などが狙い目なのではないか、と考えていますね。ベトナム株への投資を通じ、ベトナム事情に詳しくなれば不動産にも挑戦したいと思っています。日本人駐在員向けのコンドミニアムなどがいいかもしれません。
さて話が脱線しましたが長期的なドン円のチャートは下記の通りです。
上記は10年チャートで、2012年に円高ドン安をつけたあと、だいたい1ドン0.0046円くらいをウロウロしており、今日急に0.0048円台になっているとう感じです。明らかにトレンドがドン高になったというわけでもなく超長期ではドン安傾向にあるのは確かですが、2012年以降はドン高円安傾向といえるかもしれません。ということでベトナムドンは新興国ということで通貨安には気をつける必要はあるものの、この5年間はけっこう安定しているなあというのが私の印象です。
ベトナムの国としての格付けですが、この記事によるとムーディーズはBa3とまだまだ投機的という評価ですが、JETROの記事によるとムーディーズはベトナム経済の成長性や多様性は認めているようです。Ba3という評価になったのは「ベトナム政府の財政の脆弱さによるものではない。政府の管理機能や調整機能が貧弱で、政府債務返済が遅延することがある」と、「ベトナム国民は頑張ってるけど国の役人の仕事がお粗末」という理由のようです。お役人にはしっかり仕事をしてほしいところですが、個人的には経済成長とともに役人の質も上がっていき、マシになると思います。なので、政府が仕事できないのは新興国あるある、ということで先行きは大丈夫だと思ってます。
ということでベトナム株にも全額とまではいかないものの、一部は投資していきたいと改めて思いました。