個別株分析 食品株

ビナミルク(高配当ベトナム食品株)

投稿日:2020年2月25日 更新日:

今回は食品株第2弾ということでビナミルクをみていきます。

ビナミルクはその名の通り乳製品の大手企業です。ベトナム戦争が終わった翌年の1976年に設立され、株式上場は2006年です。この記事を見たら分かりますが、売上利益ともに順調に伸びている素晴らしい会社です。ベトナムとラオスに牧場を保有しており、大量の乳牛を飼育しています。

ベトナム戦争後は国内にミルクなんてないので外国から輸入してたのですが、ビナミルクが徐々に国内での乳牛牧場を整備してベトナム国内でミルクを生産するようになり、今では最大の生産事業者になっています。

売上の85%はベトナム国内、15%を海外で稼いでいます。輸出先は40か国にも上り、そのほとんどが中東向けだそうです。

ベトナムでミルクのマーケットシェアはどうやら50%超のようですが(様々な記事に記載)。ベトナム北部に牧場を持つ国内マーケットシェア9%のMoc Chau Milkの親会社の過半数の株式を買収したりと、マーケットシェア維持&拡大に余念がありません。

ヨーグルトやチーズといった乳製品では、ダノン、明治乳業、ネスレ、フォンテラなどと熾烈な競争になっています。ビナミルクとしてはビナミルク製品を陳列棚に置くインセンティブ報酬をスーパーなどに提示するなど、地に足をついた営業活動を実行しているようです。

アニュアルレポートも英語版があり非常に洗練されています。監査はKPMGと大手企業です。会社自体がかなり洗練されている印象です。会長も社長も女性で、安心です。個人的には女性のほうが優秀だと思うんですよね。もちろん優秀さは性別は関係ありませんが、欧米と比較すると男性中心社会といわれているアジアでトップを女性が占めるということは、実力主義の社風なんだろうなと思います。

ところで、東南アジアは女性が出世するパターンは多いように思います。女性が活躍するというのもその通りですが、普段道でぼーっとしているオッサンが多く「男性が活躍しない社会」というのも東南アジアを的確に示す言葉ではないかなと思います。。

ベトナム政府の持分も多く、私が調べる限り35%以上はあります。時価総額は9000億円程度あり、ベトナムを代表する優良大企業といえるでしょう。

財務分析は下記の通りです。

  • 売上利益はこの10年順調に伸びており、利益率も非常に高くなっています。しかし2017年以降の利益の伸びが小さいのが気になります
  • バランスシートは安定しており問題ありません。
  • キャッシュフローも営業キャッシュフローが非常に順調に伸びており、投資・財務CFを大幅に上回っているので全く問題ありません。
  • この10年の配当金支払額の伸びは素晴らしいですが、2017年に落ち込んでから大幅な伸びはありません。

ROEはこの10年間全期間で30%を超えており、非常に収益力が高い企業です。

株価チャートは下記のとおりです。(investing.comから)

このように2018年まで順調に上げてましたが、そこから右肩下がりです。利益の伸びが低くなってから、株価も伸びなくなっています。

investing.comによると配当利率は2.47%、PERは21.95と出ていますが、私が2019年数値を基に計算すると配当利率は4.1%、PERは17.9です。私が入手できるデータだと一株当たりの数値がどうしても分からないので(発行株数が分かりません)どれが正しいか分かりませんが、自分が正しいと信じるならば、そこそこ高配当で、株価もフェアバリューかなと思います。

ということで、ビナミルクは超優良企業であり、配当利率も4%ありますし、ベトナムの人口増・所得増を考えると保有していいのでは?と思っています。

タックモー水力発電に次ぐ、第2のベトナム株保有株となりそうです。

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