投資戦略

石油メジャー株は高配当だけど投資はまだ待ったほうがいいと思う

投稿日:2020年3月9日 更新日:

ベトナムには高配当で成長する株があるので、いいな~と思ってベトナム株投資、そしてブログを始めたのですが、米国株でも負けないくらいの凄まじい高配当な株が出てきました。

もともとタバコ株は2018年から下落しまくって高配当なのですが、それに輪をかけて高配当なのが石油メジャー株です。主な石油メジャー株の配当利率ですが・・

エクソンモービル:配当利率7.19% この5年で株価44%下落

ロイヤル・ダッチ・シェル:配当利率8.6% この5年で株価35%下落

シェブロン:配当利率4.99% この5年で株価7.93%下落

BP: 配当利率7.76% この5年で株価23%下落

コノコフィリップス:配当利率2.96% この5年で株価28%下落

以上のように石油メジャーの配当利率が5%を超えているのがゴロゴロあります。この5年の株価も悲惨そのもので、アホの子になってS&P500に投資しとけばかなりの利益を得ていたにもかかわらず、石油株に投資した場合は配当込でやっとトントン、エクソンにいたってはこの5年で全く報われないということになっています。

とはいえ最強の石油会社といわれるエクソンモービルですら7.19%という凄まじい配当利率です。買ってみようかなと思う人もいるのではないでしょうか?

 

個人的には石油株の将来には悲観的です。理由は4つです。

理由その1:「株式投資の未来」などには、歴史的に石油株の投資リターン高かったとあります。実際そうなんでしょう。しかしながら石油ビジネスというのは、操業を維持するだけで莫大なキャッシュが出ていくので、同様に最近沈んでいるタバコ株よりも儲かりにくいのではないかと思っています。

理由その2:石油需要は21世紀半ばでピークを迎え徐々に減ってくという予測もあります。EVの普及でガソリン需要が減るというのもひとつの要因です。莫大な設備投資が必要なビジネスなのに、需要が減る・・・・これは厳しい状況に陥ると思います。投資回収できるだけの売上・利益を期待できないのであれば設備投資できません。でも設備投資しないと来年操業できない・・・となると犠牲になるのが株主へのリターンです。

理由その3:最近はESG投資、つまり「環境にやさしいビジネスをしている会社にしか投資しない」という風潮があるなか、機関投資家が石油株を購入しない、購入しにくい状況にあります。つまり石油ビジネスのファンダメンタルズではなく投資環境として石油株は上がりにくい構造要因が出来てしまったと思います。

理由その4:サウジアラムコが上場して資金を得て、サウジ国内の産業を活発化させようとしている。違う見方をすると「サウジも、石油の時代が終わる前にキャッシュを出来るだけ得て、他の産業を育てないとヤバイと思っている」と考えることが出来るかと思います。石油の盟主も「もう石油の時代は終わる」と考えているのかなと思います。

石油時代はあと50年は余裕で生産できるようです。となると、石油株投資のリスクとしては石油枯渇ではなく、「石油需要消失」というものになろうかと思います。ということで私としては石油株は長期投資には向かないのではないかと思います。しかし、短期での値上がり益を狙うというのはアリでしょう。

最近では、コロナウイルスによる世界経済の不調により、石油需要が急減しています。このままでは石油価格が減るから困る、ということでOPECとロシアで石油生産カットを交渉しました。

ところが、生産カット交渉が不調というか完全に決裂して、サウジがブチ切れて石油生産量を増やすという報道があります。こうなると石油価格はさらに下落して底が見えない状態となります。いかに巨大な石油メジャーといえでも石油価格がここまで下落してしまったら儲けようがありません。まだまだ石油株も下がると思います。

おそらく今週も石油価格はフリーフォールで大幅下落すると思います。石油メジャー株も売りが売りを呼ぶ状況だと思いますが、さすがに配当利率10%を超えるくらいにまで安値になったら、配当欲しさに投資する投資家が増えて、価格も安定するのではないかと思います。

もしそうなったら、私もベトナム株ではなく、配当利率10%の石油メジャー株を買いますし(笑)

しかしこのコロナウイルス問題で世界経済がメチャクチャになりそうですね。とはいえSARSの時も収束しましたし、いまが投資のチャンスということで下落した優良株をきっちり拾っていきたいと思います。

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