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ペトロベトナムガス(高配当ベトナム株)

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ベトナム株投資ブログなのに全然ベトナム株の分析をしていませんでした。さすがにこれはダメだと思い、日本でも比較的有名な企業の分析をしてみました。ということで今回はペトロベトナムガスです。分析というよりも、「ここまでは分かりました」という程度のしょうもないものですが・・。

ペトロベトナムガスというのは親会社のペトロベトナムのガス部門です。ベトナムでは石油や天然ガスが採掘でき、ペトロベトナムというのは国営石油会社です。ベトナムの国の歳入かなりの割合をペトロベトナムからの税金支払で賄っているようです。

巨大国営会社のガス子会社であるペトロベトナムガスは上場しており、私たち日本人でもSBI証券で購入することができます。当然ながらペトロベトナムガスは株式の97%を親会社が握っており、買収はできません。(そもそもベトナム株は外国人の持株制限がある銘柄だらけですが・・)政府としてはもう20%を投資家に売却しようとしているので、ペトロベトナムの持株比率は減る方向に行くと思います。

ペトロベトナムガスはガスの掘削・ガス田開発・ガス輸送・販売までの垂直統合会社で、ベトナム国内ではおよそ70%のガス市場でのシェアを握っています。

今のところガスの多くは発電用途に使われているようです。少しだけ工業用とか肥料生産用にも使われています。

ベトナム国内にはガス田はあるものの、だんだん枯渇してきているので外国からガスを輸入、つまりLNGを輸入すべく計画が立てられています。ペトロベトナムガスが国内のガス田から出てきたガスを国内の発電所などに販売しているので、ガスが枯渇してLNGを輸入するようになると、お金をどうやって稼ぐのかな・・・パイプライン使用料として稼ぐのか?と思いますがちょっと調べきれていません。

ペトロベトナムガスについては古い資料ですがJOGMECの資料で記載があるので参考になります。ペトロベトナムガスから国内に販売するガス価格は、政府により統制されているようです。となると、石油価格には連動していないので、昨今の石油価格暴落でも影響がないということになります。販売価格は安定しているのですが、問題は埋蔵量が足りるのかな・・というところです。BP統計によると、現在のガス消費量÷埋蔵量=67年分ということで十分あるみたいです。しかし埋蔵量はあっても海底奥深くと言う可能性もあり、投資するまえに調べたほうがいいと思います。

Annual Reportを見たのですがPDFでしかも全部ベトナム語で完全にイミフです・・・。投資する前に「埋蔵量は大丈夫か」「ガスは販売に足るだけ十分あるのか」『価格はどうなるのか、その動向は」「LNG輸入開始したらペトロベトナムガスはどうやって儲けるのか」これらを確認してからのほうがいいでしょうね。

財務数値は拾えたので下記にまとめます。これを見ると財務状況は良い会社だといえます。

  • 売上は基本的に右肩上がり。利益率は15%前後と高い。(おそらく売上は石油価格に連動している?ように思われるが・・)
  • バランスシートは負債比率が小さく非常に安定している。
  • キャッシュフローは、営業キャッシュフローは毎年黒字で投資キャッシュフローはつねに営業キャッシュフローよりも小さい額になっているので、非常に健全。
  • 配当は変動が少なく毎年キッチリ払っている。

 

今の株価はこんな感じです。

株価をみるとやはり石油価格に連動しているので、ペトロベトナムガスが生産するガス価格は政府統制価格といえども固定価格ではなく石油価格に連動しているのかな~と思います。

私の計算だとPERは10.1倍で配当利率は2019年のキャッシュベースだと6.8%となります。

PERと配当利率だけを見ると、「うーん投資してもいいかなー」という水準ですが、価格の決まり方・埋蔵量・今後の国内ガスの生産状況などが分からないので、とりあえず暇があれば調べてみて情報を集めようかなと思います。

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