個別株分析 電力・エネルギー株

バリア火力発電(ベトナム高配当株)

投稿日:

久々に個別株の分析をしました。

今回は電力株であるバリア火力発電です。

バリア火力発電というのはガスを燃料とした火力発電所で、容量は389メガワットと、私が投資しているタックモー水力発電(225MW)よりも1.5倍以上大きい大規模な発電所となります。

操業開始は1992年で、かなり古い発電所です。不動産と同じく発電所も30年近くたつとかなり効率が下がり、コストが高くなってしまうようです。。特に水を流すだけの水力発電と違い、タービンを高速で回す火力発電は老朽化するとコストが高くなるんですね。

バリア火力発電は天然ガスを燃料にしています。ベトナムでは海底ガス田から天然ガスがとれるようで、パイプラインを通じてバリア火力発電などの発電所に燃料を供給しているようです。ただしベトナムのガス田は枯渇しつつあるようで、近い将来にはLNGを輸入する必要があるそうです。LNGだとどうしても高くなってしまうので、将来的なコスト競争力という観点からは、バリア火力発電は微妙な気もします。。

経済産業省の資料を読むと、発電コストは、「水力」「太陽光風力」「石炭」「ガス」「石油」の順番で高くなるようです。以前に分析したファーライ火力発電は石炭、あと過去に5つ分析した水力発電に比べるとコストは高いのかな、、と思います。

さて下記が財務分析のまとめです。財務的には問題ないかな、といった状況です。

  • 過去10年売上は凸凹しているが横這い。利益は徐々に上がっており利益率は上昇。これは電力料金が上がったためと考えられる。
  • バランスシートは負債比率が3割強と問題ない。
  • キャッシュフローは、2019年がマイナスとなっており、今後もマイナスが続かないか確認する必要がある。
  • 配当金は2018年が普段の年の2倍になっている。

 

 

株価を確認します。

2012年くらいにどかっと下がってまた10000~15000ドンくらいをうろうろしています。成長はしていないですね。

配当利率ですが、私が計算した配当支払いキャッシュフローベースだと6.6%とそこそこ高い数値となっています。

PERはわずが5倍とメチャクチャ割安ではあります。

 

ただし上に書いたように、ガス火力ということで燃料の枯渇、将来はより高いLNGを燃料にしないといけない・・・ということで将来性としてはファーライ火力発電所とか水力発電株のほうがよさそうですね。ベトナムで巨大ガス田が見つかって、激安価格でガスを調達できるようになれば話は別だと思いますが…。

-個別株分析, 電力・エネルギー株

Copyright© 南越男のフェラーリ&ベトナム株投資 , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.