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ホアファットグループ(ベトナム最大の鉄鋼メーカー)

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今回はベトナム最大の鉄鋼メーカーであるホアファットグループについて分析します。

この会社は1992年創業で、もともとは建設機材の貿易などを行っていましたが徐々に鉄鋼事業に進出し、いまではベトナムにおける建設鋼材のマーケットシェアが23.8%、鋼管のマーケットシェアが27.5%を占めるベトナム最大の鉄鋼メーカーとなっています。マーケットシェアは年々があっているようです。主力工場は北部、ハノイの近くにあるハイズオンに位置しています。

鉄鋼事業以外にも、不動産や肉牛飼育といった畜産事業もおこなっており、鉄鋼が83%、不動産・畜産で11%、その他で6%の売上を占めています。

同社のホームページは英語でしっかり情報が書いてありますし、なんといっても、英語版のアニュアルレポートがあるので何かと情報を得やすいというのがありがたいです。

  • 売上は順調に伸びており、過去10年で4倍となっている。利益も6倍弱となっている。利益率は2016年から徐々に減少している。
  • バランスシートは負債比率が100%を超えておりすこしレバレッジがかかってるかな、、という印象
  • キャッシュフローは、投資キャッシュフローの赤字がかさんでいる。鉄鋼メーカーなので相当の投資が必要となっている
  • 配当金はこの3年はほとんど出していない。キャッシュフロー的にも配当に回す余裕が無いと考えられる。

株価は下記のような推移です。

私の計算だとPERは8.5倍、配当利率はほぼゼロ%となっています。時価総額は3000億円程度とかなりの大企業です。過去8年で10倍くらいに上がってますね。

以上がベトナム最大手の鉄鋼メーカーであるホアファットグループの状況ですが、うーーんやはり鉄鋼製造設備への投資がとてつもなく掛かるようで、あんまりキャッシュが溜まらないビジネスモデルなのだろうと思います。今後もベトナムでは住宅やインフラがどんどん建設されると思いますので、鉄鋼需要は伸びると思いますが、世界的に鉄鋼製造キャパシティって中国を中心に余り気味と聞いていますし、価格競争も激しそうです。さらに、鉄鋼と全く関係のない畜産事業も手掛けているので、「何でも手をだす会社」というのは儲かりにくい傾向にあるので、私の印象としてはネガティブです。。

ベトナムではかなりの大手企業で、英語での情報発信もありますが、あんまり儲かりそうじゃないかな・・・と思いますので個人的には投資しないと思います。

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