電力・エネルギー株

カインホア電力(配当利率は5.5%あるが)

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久々にベトナム株の分析をします。今回はカインホア電力を分析します。

これまで水力発電会社、火力発電会社などを見てきましたが、今回のカインホア電力というのは電力小売り事業を行う会社です。発電会社から電気を買って、それをカインホア省の小口のお客さんに売るというビジネスとなります。具体的には、電気はベトナム電力公社から購入しているようです。

カインホア電力株のマジョリティは国営企業が保有しているので、準国営会社といえるでしょう。

主なビジネスエリアであるカインホア省は人口100万人程度で、ニャチャンといったリゾート地があるほか、カムラン港という良港があるところとなります。

このブログで何度も言及しましたが、ベトナムというのは電力需要が年間10%とそれこそ凄まじく上がっており、電力株というのは有望と個人的には考えています。これまでの発電会社と比べて、電力小売会社であるカインホア電力は儲かっているのか、財務数値を見てみたいと思います。

  • 売上は順調に伸びているものの、利益率が年々落ちている。
  • 一株利益も右肩下がりとなっている。
  • バランスシートは、負債比率が高い。電力小売ということで安定的に売上は立つので、まあ問題ないと言えるレベル。
  • 営業CFは黒字だが、投資CFが嵩んでおりあまりキャッシュは手元に戻らない
  • 配当金払いは右肩下がり

 

財務数値を見ると微妙な感じです。ベトナムにおいて、電力を買って売るという小売事業はそこまで儲からないようです。やはり電気代が上がる中で誰が儲かりますか、というと発電事業者だといえそうです。

念のため株価水準を確認します。

2014年くらいからずーっと横這いで2020年にはいって大幅に下落しています。はっきり言って株価はさえません。

PERは7.9倍で、キャッシュフローベースの配当利率は5.5%あります。

結論からいうとそこまで魅力的な株ではありませんね。上記に記載した通り、需要が増えるベトナム電力市場は魅力的ではありますが、美味しい果実を取るのは小売事業ではなくて「発電事業」を行う会社ということが改めて分かりました。

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